2.スペックとコストを左右するもの

2.スペックとコストを左右するもの

こんばんは。

シンプルノート浜松東スタジオの山下です。

 

今日も2回目なので

家づくりについて書いていきたいと思います。

 

「日当たり」についてですが…

日当たりの良い方向には、

大きな窓をつくることが、

当たり前となっています。

 

ところが…

そうなると光と同時に

視線まで入ってくることになります。

 

そうなると…

結果、視線を遮断するために、

カーテンをしなければいけなくなるのですが、

目隠しのためにカーテンをするということは、

イコール日中の光をずっと遮断してしまう

ということでもあります。

そして、朝からずっと照明が必要になります。

 

また、カーテンにもコストがかかるため、

家づくりのコストが増えることになるし、

この窓には、直風がもろに当たることから、

同時にシャッターも必要となり、

さらにコストが嵩むことになります。

 

さらに、室内を見えにくくするために、

防犯対策も兼ねて塀や目隠しなどを

せざるを得なくなりますが、

そうなれば外構工事のコストも

割高になってしまいます。

 

つまり、窓ありきで

間取りをつくってしてしまうと、

付随する出費が色々と出てくるというわけですね。

 

窓を少なくした方がいい理由

 

そして、コスト面以外にも、

窓は少ない方がいい理由があります。

 

まず、窓が少なくなれば、

必然的に耐震性が高くなります。

窓がない分、壁の量が増えるからです。

 

そして、それと同時に、

断熱性能も高くなります。

単純に、断熱材が入った壁の方が、

窓よりも断熱性能が高いからです。

 

また、窓が少なくなれば、

外壁にできる汚れもその分少なくなります。

外壁の汚れの一番の原因は、

窓の両脇から垂れることによって

出来るシミだからです。

 

それと同時に、

窓が少なくなれば窓拭きや網戸掃除などの

手間も減ることになりますしね。

 

さらに、窓が少なくなれば、

その分、収納も増えます。

単純に壁の量が増えることで、

壁面を使いやすくなるからです。

 

しかも、壁面が使いやすくなれば、

家具の配置もしやすくなるし、

模様替えなどもしやすくなるので、

部屋の使い方の自由度もアップしますしね。

 

このように、

家の中の明るさが充分確保出来、

かつ、風を通したい時、

心おきなく通せるのであれば、

窓の数をわざわざ増やす必要はない、

ということなんですよね。

 

比例しない窓の数と開放感

 

外から見た時、

たくさん窓があるお家は、

一見家の中がものすごく明るいと

イメージされることでしょう。

 

しかし、その窓には

全てカーテンがつけられるため、

決して室内が明るいわけではありません。

 

そして、カーテンによって

外の景色も見えなくなるため、

開放感もそう感じることが出来ません。

 

他方、外から見た時、

窓がほとんどないお家は、

一見家の中がものすごく暗いと

イメージしてしまうと思います。

 

しかし、そのお家の窓には、

カーテンが一切必要ないとしたら?

そして、その窓からたくさんの光が

室内に入ってきているとしたら?

さらに外や空がいつも感じられるとしたら?

 

きっと明るく開放的な住まいになりますよね。

 

ということで、

住み心地のいい家を

コストを抑えながら手に入れるためには、

「窓」のつくり方に注意を払わないといけない

ということがあるんです。